Lupo GTI Memorandum

上山の葉山地区、以前泊まった葉山館のすぐそばの宿です。
入り口だけ見るとそんな大きな宿に見えなかったのですが、実は五階建てでした。

ロビーはそんなに広くないですが、部屋数からすれば必要十分ってところでしょう。
館内はそこここに座るスペースが用意されているので、不足することはないと思います。
チェックインはここで行われます。チェックイン時にはお茶と茶菓子が出されました。
うさぎがコンセプトの宿なため、至る所にうさぎの置物やうさぎ模様の装飾品が見られます。

今回泊まったのは、「はたご蔵うさぎ野」と呼ばれる特別室（露天風呂付き客室）です。
この特別室は全6室確保されており、部屋ごとにコンセプトが違う作りになっているようです。
各部屋とも定員は2人ながら結構広いため、ゆったり過ごせます。

部屋露天に関しては源泉100％掛け流し。アメニティも充実しており、女性向けといった感じ。
ちなみに部屋露天は虫が多いらしいですが、秋口と言うこともあり刺されることはありませんでした。
申し出れば蚊取り線香も貸してくれます。
なお、屋根付きながら完全な屋外なので、荒れた天気の日はなかなか厳しそうです。

一般の風呂は男女各一箇所で、各々内風呂と露天風呂があります。
内風呂は広めの浴槽が一つ。露天は浴槽が二つあり、高い位置の浴槽から低い位置の浴槽に流れ込んでいます。
見た感じ温泉らしくない無色透明のお湯で、湯温は熱すぎずぬるすぎず。ちなみにこちらは循環湯ですが、源泉の出口もありました。
入れるのは夜の12時までと翌朝の5時から10時まで。男女入れ替えは朝に行われます。
風呂とは関係ありませんが、シャンプー類がやたらと充実しており、女性受けしそうでした。
あと、バスタオルが部屋ではなく風呂に備え付けになっています。常に新しい物を使えるわけですが、若干サイズが小さめでした。

食事は、朝晩とも「はたご蔵うさぎ野」専用の食事処で。
ここが結構な広さで、ゆったりした気分になれます。
夕食はコース物で、山形の食材が使用された物が多かったです。

創作メニュー的な物が少なく感じましたが、全体的に手間はかかってるようでした。
お作りのホタテが今一つな印象でしたが、それ以外はとてもおいしかったです。

朝食もシンプルながら手間がかかっている印象でした。
ただ、全体的な量は多過ぎな気がしました。（少なすぎるよりはいいですが。）

その他、感じた点を三点ずつ。

＜良かった点＞

＜気になった点＞

今回はちょっと贅沢をして、高めの部屋に泊まってみました。
しかし泊まってみて思いましたが、一般客室でも十分満足できるのではないかと。
サービスレベルは変わりないでしょうし（部屋や料理は別物であるものの）、それでいて宿泊費は結構安めです。
そう言う意味では、コストパフォーマンスが非常に高いのではないでしょうか。
はたご蔵うさぎ野は大人気のようで、土曜泊はいつ予約が取れるのか分からない状態。金曜泊ですら年内はもう一杯の状況でした。
部屋風呂などの設備にこだわりがなければ、一般客室で宿泊しても十分満足できるのではないかと思います。
もちろん、はたご蔵うさぎ野もおすすめですよ。（差額は大きいですが。）

■はたごの心 橋本屋　ホームページ