« ヘッドライトウォッシャー | メイン | 宮城県:東鳴子温泉「いさぜん旅館」('05.2.12~2.13) »

2006年03月31日

●No.9 ポーレンフィルター交換

  • 作業完了日:2005.01.29
  • 所要時間:30分程度(交換だけなら10〜15分程度)

ルポに買い換えてからと言うもの、エアコン作動時は常に内気循環で使用していました。
外気導入だと信号待ちや渋滞時に、排ガス臭くてかなわないからです。

しかし、冬になり外気温が下がるにつれ、窓の曇りが気になるようになりました。
仕方なくエアコンを曇り止めにすると、意に反して外気導入になり不快この上ない。
このジレンマを解決するため、ポーレンフィルター(エアコンのフィルター)を、より高機能の物に交換することにしました。


■製品について

ボッシュ アクティブカーボンフィルター K525 ボッシュの「アクティブカーボンフィルター」。
フィルターの素材に活性炭を織りこんでおり、ホコリや花粉を除去するだけではなく、脱臭効果も期待できると言うものです。
国産メーカーだと純正品としてラインナップされる類のものですが、残念ながらルポには同様の製品はないようですね。
***** 2005.2.10 追記 *****
Golf3/Vento用として存在するかも知れません(純正品番が「1HO 819 644」の場合、これらの車種と共通ですので)。

■取り付け

フィルターの蓋の場所 フィルターの蓋は助手席側にあります。
まずボンネットを開け、蓋を外す際邪魔になるウェザーストリップを半分くらい剥がします。
あと、右側にあるスポンジみたいなのも外しておいた方がいいです(めくれるようにはなっていますが、ちぎれやすい素材なので)。
その後、左図の丸印に示したプラスネジ3本を外します。
ネジを外したら、蓋部分を手前上側に引くようにして外します。
蓋そのもの 外した蓋の写真です。
幅と奥行きが結構あるので、外すのにちょっと手間取るかもしれません。
フィルターが見えます 蓋を外すとフィルターが見えますが、先にフィルターの手前にあるプラパーツ(右画像参照)を外す必要があります。
図の○印辺りで留められており、真上に引っ張れば外せます。 壊れやすそうなので、力を入れすぎないように注意しましょう。
フィルターのツメの場所 いよいよフィルターを外します。
前項のプラパーツと同じ箇所で留められてますので、ツメを外したあと手前部分を真上に持ち上げ、そのまま手前に引くように取り外します。
外したフィルター 外したフィルターASSYです。
フィルター本体が固定用の枠にはまっているので、枠からフィルター本体を外します。
フィルター固定用の枠と本体 枠とフィルターを分離した画像です。
枠は再使用しますのでご注意を。
交換完了 古いフィルターを外したら、固定用の枠に新しいフィルターを枠に取り付けて車体に装着します。
あとはプラパーツと蓋を取り付けて、最後にウェザーストリップを元に戻せば完了です。

■補足1:フィルターの適合について

当初、ボッシュの適合表を元に、メーカーや販売店に問い合わせたところ、K525という品番が適合との回答でした。
しかし実際に購入し取り付けを行ったところ、適合品ではありませんでした(取り付け不可)。
そこで再度、適合についての問い合わせを行いました。結果から言うと、私のルポはK501が適合のようです。
ボッシュからの回答によりますと、適合情報はドイツ本国からのデータを元にした情報のため、合わないケースもあるとのことでした。

調査の結果、ボッシュの製品(アクティブカーボンフィルター)品番と純正フィルター品番との対応は下表の通りとなります。
※10桁品番ってのは、ボッシュ製品の正式な品番らしいです(フィルターの側面に記載されています)。

製品品番10桁品番純正品番
K501 1 987 431 312 1HO 819 644
K525 1 987 431 300 1JO 819 644

***** 2005.2.10 追記 *****
K501ですが、現物合わせで確認できました。

なお、この情報はあくまで私の個人的な調査に基づく物で、適合を保証する物ではないことをご了承下さい。
社外のポーレンフィルターを購入される際は、ボッシュ製品に限らず 純正フィルターの品番を確認し、その上で購入製品を選定することをお勧めします。

■補足2:フィルターの加工手順について

一応、私がK525に対し行った加工の手順をご紹介します。
ただし、この情報を元に交換作業を行った場合の不適合、部品および車体の破損、不具合の発生などについて、一切の責任は負いかねます。
決して加工を推奨するものではないことを、あらかじめご承知おき下さい。

フィルター比較 ボッシュ製(上)と純正(下)の比較。
形が全然違いますね。また、ボッシュの方には切り欠きがあります。
この時は、切り欠きにうまくはまってピッタリサイズになるものと思ってました。
切り欠きの相違 ところが!フィルターの切り欠きと、枠の切り欠きが全く合いませんでした。
(注:枠の出っ張りは、切り欠きに対応させるための物ではなく、浮かせた状態で固定するための物のようです。)
このままですと、フィルター枠下のはみ出しが大きくなり過ぎ、装着ができません。
加工後 そこで、枠側の切り欠きに合わせてフィルターを加工します。ニッパーでカチッと切込みを入れました。
左図は加工後のボッシュフィルター。
枠にフィルターを装着 加工後はそれなりに綺麗に収まるようになりました。しかしこれでもまだ1mm程度厚みが大きいため、装着できません。もう後には退けないので、更に加工します。
フィルターの表側のフチ部分に若干余裕(左図の赤線部分、厚さにして0.5mm程度)がありますので、ここをギリギリまでカットします。
これで何とか装着可能な厚さになります。
なお、写真は枠を付けた状態ですが、実際は枠から外した状態で行います。

と言うことで車体に装着。ちょっときつめですか、多分何とかなります(私は何とかなりました)。
しかし、無理矢理やってツメを折ったりすると大変ですので、無理は禁物です。
***** 2005.2.10 追記 *****
長さも微妙に足りません。取付に際し、隙間ができる可能性があります。
私はちょっとだけフィルターを剥がし、漏れを防ぐためビニールテープで留めました(説明難しいんで詳細は省略します)。

■所感

効果はばっちりです。さすがにトラックの真後ろとかだと若干匂いますが、許容範囲です。
これなら、常時外気導入でも大丈夫でしょう。
なお、フィルターの適合に際し調査にご協力下さったボッシュのMさん、ル・パルナスのTさん、大変助かりました。
この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

■参考サイト

「ルポうらら」: 外気導入 フィルター 点検

■関連リンク



2005.2.2 公開 2005.2.10 更新

Copyright© 2004-2010 Hori. All Rights Reserved.